恥知らずのウェブエンジニア -web engineer, shameless

これは一歩を踏み出すことができない者たちのブログ

サービス稼働中に不要なDBのテーブルを安全に削除する方法

担当サービスのDBサーバーのディスク容量の空きが少なくなり、不要なテーブルを削除することになりました。
対象のテーブルのデータ量が多く、平常時でもそこそこ負荷のあるサーバーなのですが、
テーブル削除だけのためにメンテナンスをするのもアレなので、
深夜帯にしれっとdropしたい気持ちを抑えつつ、負荷のかからないdrop tableの手順を試してみました。

サービス稼働中にテーブルdropする時の問題点

metadata lock

drop対象のテーブルに書き込みやトランザクションが貼ってあるとmeta data lockがかかってしまいます
今回は参照等がないテーブルなので、問題なし

巨大なファイルを削除するとI/O待ちが発生する

巨大なテーブルのデータファイルを削除すると他のプロセスがI/O待ちになる可能性があります

安全にテーブルdropする方法やってみた

完全にこちらを参考をさせて頂きました。

qiita.com

dropする前にデータファイルにハードリンクを貼り、
drop時はファイル削除を行わず、後に優先度を下げて実ファイルを削除するという流れです。


さっそく本番でもやってみました。

# データファイルにハードリンクを張る
ln /usr/local/mysql/data/hoge_db/bk_hoge_tbl.ibd /home/hoge/bk_hoge_tbl.ibd


time mysql  -e "DROP TABLE bk_hoge_tbl"
real    0m0.047s
user    0m0.002s
sys     0m0.002s


time ionice -c 3 rm -f /home/hoge/bk_hoge_tbl.ibd
real    0m14.505s
user    0m0.001s
sys     0m0.065s

確かに意図通り、dropはデータ量に限らず一瞬で終わり、
データ削除はデータ量によって実行時間に違いがありました。

が、、、drop中は問題ありませんでしたが、データ削除中に若干レスポンスの悪化が見られました。


巨大なファイルを低負荷で削除する方法

結局、巨大なファイルを削除する時のI/O待ちが問題なら
drop前にパーティション切ってデータ細切れにするのはどうかな?でもめんどいなーって思っていたら下記の記事を見つけました。

www.nari64.com

巨大なファイルを削除する方法

このケースが一番悩まされました。しかし、最近 truncate コマンド使えばいいのでは〜ということに気がつきました。

truncate コマンドを用いて少しずつファイルサイズを減らす
sleep をはさむ


徐々にファイルサイズを小さくして、削除すればI/O負荷軽減できそうです。
次回はこちらの手順で削除してみようかと思います♪





感謝致します。

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